関宣昭さん

1.主な活動内容は何ですか?

里山を考える会の代表です。NPO法人里山を考える会では、日本人の知恵が詰まった里山の保全活動を行うとともにその知恵を持続可能な社会づくりに活かす活動を行っています。
また、シニア世代が自らの夢を夢として終わらせるのではなく、それぞれの分野、社会で役割を担い貢献するという生涯現役夢追塾を運営する事務局長と環境ミュージアムの事務局長を務めています。
公害克服した北九州で持続可能なライフスタイルを提案するNPOとして問題解決のためにコミュニティオーガナイジング(市民の力で自分たちの社会を変えていくための方法)という手法を取り入れて活動しています。

2.活動を始めたきっかけは何ですか?

食べるものでも「おいしいもの」と「安全なもの」では違うということを知り、食を通じて環境のことについて考え始めたのがきっかけです。
はじめはESDについて全く知らない状態でしたが様々な方々の活動がESD実践であるということに気づき、自らも環境を切り口にしたESD活動を行っています。

3.活動の魅力は何ですか?

考えて色々な政策を提案する会社、「thinkタンク」と言います。しかし里山を考える会では「doタンク」といって考えるだけでなく行動に移してやってみせるということが魅力です。
また3つのT(楽しく、互いに、体験から)を大切にしています。

4.今後の展望は何ですか?

北九州市で高齢者が若者を支えていくという新しいロールモデルをつくりあげていこうと思います。
また、青空学(公害克服の歴史)をみんなに伝え、広げていくことです。

5.スペースワールドが閉園したことについてどう思われますか?

東田のまちは企業が進出し、新しい形態が出来上がっていく実験都市であり、北九州の縮図のようなものだと思います。スペースワールドが無くなった次のステップがどのようになるのか楽しみです。

6.自身の10代~20代の頃について聞かせてください!

学生運動が盛んな時代でNPOが存在すらしなかったため、現在の活動に至るとは思いもしませんでした。

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